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職員Aの投稿です。

こんにちは。名は伏せて、5回くらい連載させていただければと思い、自分を売り込んでいる職員Aです。

 

美談でも、お手本になる話でもありません。母と私の滑稽な生活を綴らせていただければと思います。

 

認知症の母の看取りをしてから、4年が経ちました。

今、思うのが認知症当事者の母の気持ちです。

母が自分の物忘れをかかりつけ医に相談し、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤という内服薬を処方してもらっていたのも、何年も前から知っていました。

だけど、怒りんぼうの母と向き合うのは、気が乗らず、食欲がなくなったと言えば、母の好きそうなものを買ってきては、核心にせまった対応はしてきませんでした。

 

(←変顔している母)

 

ある晩、伯母さんから電話をもらいました、伯母さんからは、「ちょっと、家に寄ったのよ、そうしたらね、お母さんがまったく、顔ださなくて。おかしいと思って、外も探したら、かばんをもったまま、道にしゃがんでいたの。今、友達に電話して、お弁当を買ってきてもらおうとしたところ…とお母さんは言ってて。ちょっと、立ち寄ったことが、お母さんを傷つけてごめんなさい。」と。

 

いえいえ、ごめんなさいは、伯母さんではないんです。母は、人一倍、来客が来たらもてなしたい人でした。晩年には、相手が、母に気を使って、おいしいねとなんて声掛けてくれると、あの人は沢山、食べる人なのと勝手な解釈で自己満足する時期もありました。

 

きっと、もてなしたい気持ちと、料理を作る工程ができなくなってしまった気持ちが混乱してしまって、家を飛び出してしまったのだと思います。娘の私が、サポートできたことは、今後、仕事に生かしていきたいと思います。

 

 

 

木更津東邦病院の物忘れ外来含む各種外来、居宅介護支援事業所、デイケア、デイサービス、訪問介護、訪問看護、介護老人保健施設、ショートステイ、特別養護老人ホームと、かもめグループだけでもお役にたてる部署があります。

また、公的支援制度の各種窓口に繋げることもできます。

 

介護は、相談・協力してくれる人がいなければ、介護者も押しつぶされてしまいます。気持ちを理解してくれる人がいるだけで、楽になれます。具体的な解決策で、自分の就労や勉学も続けることができます。

 

 

~~~ 絵本の紹介 ~~~

 

寺田心さんが主演した映画にもなったこの絵本。(童心社)

忘れないように沢山、書き綴ったメモには毎回、涙します。

だけど、母の形見の傘には、名前が5か所も書いてあってちょっと、恥ずかしいな。

 

 

~~~ 本日の格言 ~~~

 

 

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